婚活していて、気になる相手とコミュニケーションをとっていたら、徐々に連絡が遅くなってきて、最後は音信不通になってしまった。なんてことはよくあることです。
今回は、そんなフェードアウトについて解説します。どうしてフェードアウトしてしまうのか、フェードアウトされてしまった場合の対処方法など、今後の婚活の参考にしていただければ幸いです。
婚活におけるフェードアウトとは?
フェードアウトという言葉は、映画やドラマなどでよく見られる編集のテクニックのひとつです。徐々に画面が暗くなっていったり、音楽が小さくなっていったりするシーンってありますよね?あれがフェードアウトです。
転じて、人間関係でフェードアウトというと、知り合いだった人間が徐々に自分の前から姿を消してしまうことを言うようになったのです。
では婚活でフェードアウトというとどういうものを指すかというと、マッチングされた相手や連絡先を交換した相手と、最初はやり取りをしていたものの、徐々に相手からの連絡が来なくなっていき、最後は音信不通になってしまう。
そんなことを言います。大体1週間連絡が来なければ「フェードアウトされた」と判断していいでしょう。
婚活でフェードアウトされた原因
フェードアウトされてしまう原因はなんでしょうか?
いくつか具体例を挙げてご説明しましょう。
①そもそも相手のタイプではなかった
1番多いのがこれ。
ネット婚活であれば、プロフィールを見た時はいい人そうだったけど、メールのやり取りをしてみたらあまりフィーリングが合わないからやめようと判断されることは多いです。
婚活パーティーなどでの出会いなら、頼まれたから連絡先の交換に応じてしまったけど、実はそんなにタイプの人ではなかったから、連絡を取らなくなっていった。なんてパターンが考えられます。
実際デートして急に連絡が激減したら、「デートはしたものの断るのは面倒だし、このままフェードアウトしてしまおう」と相手が考えたと見ていいでしょう。
「あなたはタイプの人ではありませんでした。ごめんなさい」とハッキリ言われる方がいいのか、フェードアウトしてくれた方がいいのか、それは人それぞれかもしれません。
しかしフェードアウトの場合、相手が気づくまでの時間がムダになるので婚活においては良くないかもしれませんね。
特に自分の年齢を気にするような人に対してのフェードアウトは、相手の貴重な時間を浪費させることになりますから、「どうせもう二度と会わないし」と気楽に考えて、ごめんなさいメールをしてあげた方が相手のことを思いやった行動と言えそうです。
②相手が何人かと同時進行中で切り捨てられた
婚活は就職活動に似たところがあり、“同時進行”をする人が多いです。特にメッセージのやり取りやデートくらいまでなら同時進行が当然、くらいの気持ちでいた方がいいでしょう。
理由は簡単。その方が結婚できる確率が高くなるからです。ひとりがダメだったから、また最初から探して、またダメだったら最初から・・・なんてやっていたら時間がもったいないですよね。
複数の人を同時に比較しつつ最適な相手を選ぶのは、比較されている人には失礼かもしれませんが、効率がいいのです。真剣に結婚したいからこそ同時進行していると言えるでしょう。
もしフェードアウトされたとしたら、その比較でライバルに負けたということです。「すぐに切ったらもったいないかも」と思った相手が、どうしようか迷っているのがフェードアウトという行動にあらわれていますね。
③何か相手の気に入らないことをした
デートをした後にフェードアウトするパターンでありがちなのがこれです。
デート中に何か失敗しませんでしたか?自慢話ばかりしてしまったとか、店員に横柄な態度をとってしまったとか、そういう姿を見て相手が引いてしまったのかもしれません。
婚活デートの場合、多くはお互いのことをあまり知らない状態でしますから、そういう失敗をしてしまった時に「あなたのそういう態度はムカつきます」と言える人は少ないでしょう。
無難にデートをやり過ごし、フェードアウトしていくのです。
「今度またデートしましょう」と社交辞令で言ってくれていても、実際に「今度の週末、またデートどうですか?」と聞いて返事がない、なんて展開が待っていることでしょう。
特に女性がこうした行動をとりますが、これは自衛の手段でもあるのです。「相手の男性を怒らせたら何されるかわからない」という警戒心がフェードアウトという選択を取らせるようです。
婚活でフェードアウトされた時の対策
せっかく気になる相手と連絡を取り合う仲になれたのに、フェードアウトされるのは悲しいことです。
ハッキリと「ごめんなさい」を言われたわけではないので、モヤモヤしますし、諦めたくない気持ちもあり、でもやっぱりダメだったら傷つくし、と結構ダメージが大きいのです。
フェードアウトをされた場合、どのように対処すればいいでしょうか。いくつか対策をご紹介しましょう。
①気にしない
「気にするな」と言われては身もふたもないですが、よほど深い仲になっていなければ気にしないのが1番です。
結婚間近でフェードアウトはキツイですが、さすがにそこまで行っていたら相手も「ごめんなさい」とちゃんと断るでしょう。
婚活で出会った相手は結婚を前提としているので、最初からある程度の恋愛関係にあるように錯覚してしまいます。
例えば学生の頃、付き合い始めの相手といきなり「この人と絶対結婚したい!」なんて思わなかったと思います。付き合っていくうちに「結婚できたらいいなぁ」と思うことはあるかもしれませんが。
ところが、婚活の場合、最初から「この人と結婚したい!」と思って出会っているので、フェードアウトされると失恋したような錯覚を起こすのです。
でもそんなに長い時間をともにした相手でもありませんし、婚活で出会える相手は他にもたくさんいるはずですから、ここで落ち込んでいたら時間のムダでしかありません。
婚活で時間をムダにすることはかなりの死活問題です。「若さ」という最高の市場価値を無為に減らすのはもったいないのです。
フェードアウトされてしまった時は「まぁ、サクラだったんだろう」くらいの認識で次に行きましょう。
②他の相手を探しつつ様子を見る
「連絡がない!フェードアウトだ!」とすぐに判断して相手の連絡先を消去する方がいますが、ちょっと待ってみるのも選択肢として残してあげた方がいいかもしれません。
というのも、婚活の優先順位というものは人それぞれだからです。
特に若い人の場合は、婚活より仕事を優先する人も多いでしょう。他にも、そもそも連絡をまめに取るタイプでない可能性もあります。
実はフェードアウトでなかった例をいくつかご紹介しましょう。
仕事でプロジェクトに抜擢されて急激に忙しくなった
- 身内に不幸があった
- 同時進行だったけど管理がうまくないため、相手を間違えていた
- 駆け引きとして、わざと連絡を遅くしている
婚活でも駆け引きをする人はいます。恋愛は惚れた方が負けですから、追いかけさせるためにわざと焦らすのですね。あまり褒められた婚活戦略ではありませんが、たくさんの相手と付き合ってきた人はやりたがるようです。
このようにすぐにフェードアウトと断定してしまうともったいないことがあります。相手から「連絡できなくてすいませんでした!」なんてメッセージが来たのに連絡先を消していたために「誰?」なんて失礼な返信をして破局というケースもあり得るわけです。
もちろん、本当のフェードアウトの可能性もありますから、ある意味割り切って、別の相手を探しつつ、キープしておくくらいの認識で連絡先を残しておいてはいかがでしょうか。
③こちらも同時進行でフェードアウト対策!
フェードアウトされてダメージを受けるのは、「この人しかいない!」と思っていた人が目の前からいなくなってしまうからです。
それならこちらも同時進行をして「あっちがダメだったからこっちにしよう」と切り替える作戦はどうでしょうか。
出会って交際に発展するまでは質より量を重視しましょう。複数の相手と婚約したら最悪ですが、複数の相手と「結婚できる相手かどうか確認するためのデート」をするのはまったく問題ないでしょう。
例えるなら食料品売場の試食のようなものです。試食したからといって必ず買わなければいけないわけではないでしょう。1番気に入ったものだけを購入(交際)すればいいのです。
質より量を重視するメリットは場数を踏むことで立ち居振る舞いが洗練されていくということもあります。人は人によって磨かれるものですから、多くの人と出会うことは決してムダにならないでしょう。
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フェードアウト地獄の場合はどうすればいいの?
婚活で出会った相手が片っ端からフェードアウトしていってしまうという場合、もうどうすればいいのかわからなくなりますよね。
この場合、あなたがしている婚活方法に原因があるのかもしれません。
例えば費用だけで選んだ婚活サイトが、実はサクラだらけで有名なサイトだったなんてこともあります。
成婚の実績が豊富だったり、運営が上場企業の系列だったり、多くの人が知っているサービスなど、婚活の場を変えてみるのもひとつの手かもしれません。
例えば、「ブライダルネット」や「オーネット」、「ツヴァイ」などはかなり信用できる婚活サービスです。
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まとめ
婚活においてフェードアウトは日常茶飯事です。
一度フェードアウトされたくらいで落ち込むことはありません。サクラだった可能性もありますし、あなたの魅力に気づくことができない大した相手ではなかった可能性もあります。
婚活では同時進行で複数の相手とコンタクトを取り、理想の相手を選び出しましょう。真剣に相手と向き合うのはデートが出来る間柄になってからでも遅くありません。メッセージのやり取りだけで「この人しかいない」と思えてしまう人は惚れっぽい傾向がありますから、詐欺なんかに注意した方がいいですよ(笑)
仮に100人にフェードアウトされても、誰かと結婚できれば婚活は成功なのです。どうしてもうまく行かない時は、根本から見直してみて、適宜最適な婚活方法を模索するようにしましょう。