あなたはどういう時に彼にイライラしますか?冷静に考えてみると、原因はささいなことであったり、原因そのものが特になかったりすることがあります。
「とにかくイライラは彼にぶつけてストレス解消してしまう」
これではいけません。彼のストレスが溜まる一方ですし、それが原因でケンカになれば、またイライラが増すばかりでしょう。
今回は彼氏にイライラをぶつけてしまう方のために、そのイライラの対処法をご紹介したいと思います。
彼氏に当たってしまう時のイライラの対処方法
彼にぶつけるのはイライラではなく、弱さ
彼に辛く当たるのは、あなたのストレスを彼にぶつけてスッキリしたいと思っているからです。
しかし、ぶつけている一瞬はスッキリするかもしれませんが、彼との仲がうまくいかなければ、別のストレスが生まれるだけです。
ストレスをぶつけてスッキリするのではなく、彼に癒やしてもらえばどうでしょうか。あなたのことを愛している彼であれば、あなたの力になってあげようとしてくれるはず。
それは「いくらでもイライラを受け入れるサンドバッグになってあげよう」ではなく、「辛いことを包み込んであげよう」という方がステキな関係だと思いませんか?
癒やしてもらう、慰めてもらうには、あなたが彼にイライラしている原因をさらけ出すことです。
それは自分の弱みを見せることになりますので、プライドの高い女性は抵抗があるかもしれません。しかし、最愛の人に弱みを見せることはあなたの弱さの証明ではありません。
『弱みを見せることができる相手が側にいる』ということは、あなたに魅力があるからなのです。つまらない人間の話を率先して聞いてくれる人はいないでしょう。
男性の中にはあなたが弱みをさらけ出し、話を一生懸命しているのに、反応が薄いということもあるでしょう。
しかし、聞いてくれるだけでもスッキリするはずです。自分の理解者に、自分のことをもっと理解してもらうことは喜びにつながるでしょう。
彼に甘えすぎてない?
彼にイライラをぶつけられるということは、「これくらい言っても彼は私を嫌いにならないだろう」ということを無意識に計算しているのです。
自分の場合で考えてみてください。あまり親しくない人から突然強い口調でイライラをぶつけられたら「なんだこいつ」と思いますよね。しかし、彼が仕事の失敗でイライラしていたら、なんとかしてあげたいと思うでしょう。
ある程度親密であれば、その人の力になってあげたいと思うのは自然なことです。しかし、それはあくまで自発的なものであり、あなたが相手に「これくらいなら大丈夫だろう」と決められるものではないということを覚えておきましょう。
彼とラブラブであればあるほど、彼に依存してしまいやすくなります。しかし、あまりに依存し過ぎてしまうと、彼に「重い」と思われて、別れたいと言われかねません。
彼に甘えてストレスを発散するにしても、たまには彼の立場になって考えてみてあげてください。
イライラの原因を考えてみる
何もないのにいきなり彼に八つ当たりするはずありませんよね(笑)仮に「彼の笑い方が気に入らなかった」というようなものであっても、普段はそんなはずはないわけで、あなたがそんな状態になった原因が何かあるはずです。
原因を正確に知ることで、イライラを小さくすることができたり、受け流すことができるようになります。
例えば
- 生理が近い
- 彼氏が忙しくて全然会えなかった
- 仕事で失敗した
- 友達と言い争いをした
など、人によってたくさんの理由が考えられます。
まずは例に挙げたように、自分のイライラの原因と考えられるものを紙に書き出してみてください。頭の中で考えるよりも“紙に書く”ということが重要です。
書いただけで「こんなことでイライラしてたのか。バカらしい」と冷静になれるケースもあります。
原因が明確に分からない場合は、彼にイライラした日やその前日、何があったか思い出して箇条書きにしてみましょう。
「生理前は彼にイライラしやすい」とか「電車で彼に会いに行く時は機嫌が悪いみたい」とか「人混みの中を通った後は大抵イライラしているな」などと、自分自身の傾向が見えてくるはずです。
傾向がわかれば対策は簡単です。「そうならないようにすればいい」のです。生理前はなるべく会わないようにするとか、生理前はイライラしやすいことを前もって彼に伝えておくだけで違いますよ。
また、電車を使うのがストレスみたいだからバスを使ってみる、人混みはなるべく避けて通るなど、傾向から対策を考えることができるでしょう。
ある程度の期間続けないと傾向は見えてきませんので、すぐにわからなくても続けてみることをオススメします。
距離を置いて冷静さを取り戻す
イライラすると、理性的に考えることができなくなり、一種のパニック状態になってしまう方がいます。
「あんなことを彼に言うつもりなかったのに」
「取り返しのつかないことをしてしまった」
などと後悔していると、それによって不安が増大して、新たなストレスになってしまい、結果としてまたイライラします。負のスパイラルです。
もし自分の感情をうまくコントロールできず彼との関係で失敗してしまったことがあるなら、冷静になるまで会わないことも有効な対策といえます。
また、すでに酷いことを彼に言ってしまった(してしまった)場合も、イライラしたまま会っても状態が悪化するだけです。一度距離を置いて、冷静に自分のしたことを、自分の思っていることを分析してみましょう。
反省すべきことは反省し、素直なあなたのままで話すことができれば、彼もきっと理解してくれるでしょう。
「辛く当たってごめんね」と伝えるだけでも彼の受け取り方も違います。イライラすることは誰にだってあることです。最愛の彼に誤解をされたまま放置するのだけは避けましょう。
共通の趣味でストレス解消
彼をストレスのはけ口にするのではなく、彼と一緒にストレスを解消できれば、仲が悪くなるどころか、より仲が深まりますよね。
それには共通の趣味を楽しむのが一番です。オススメは身体を動かす趣味です。やはり運動するとイライラした気分はスッキリしてくれます。
すでに共通の趣味としてスポーツを楽しんでいる人はそのまま楽しんでもらえばいいですが、「私達インドア派なんだよね」という人も、これを機会にちょっとしたアウトドア系の趣味を持ってみてはいかがでしょうか。
ピクニックや釣りなど、そこまで激しい運動をする必要はありません。キレイな風景を撮りに行くというのもいいでしょう。
共通の趣味を持てば会話も弾みますし、イライラしていたことなんて忘れてしまいますよ。
生理前は要注意
女性がイライラして彼氏に当たってしまう理由として、PMS(月経前症候群)は珍しいものではありません。
PMSによって心身のバランスが崩れてしまい、頭やお腹が痛くなったり、むくんだり、眠くなったりするなど身体的な症状があるだけでなく、情緒が不安定になったり、ささいなことが気に入らなくなったりなど、精神面でも様々な症状が起きやすくなります。
PMS対策としてよく言われるのが、「適度な運動」「バランスのとれた食事」「ストレスを溜め込まないようにする」「良質な睡眠」などです。
特にストレスには敏感になっており、ストレスがPMSを悪化させる原因にもなってしまうため、早めに睡眠をとるようにしたり、嫌な情報はシャットアウトするようにするなど、可能な限りストレスをなくすことを心がけましょう。
自己嫌悪はNG
イライラを彼氏にぶつけてしまうことで自分を責めてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「どうして彼にあんな酷いことを言ってしまうんだろう」「私は悪い女だ」「自分は弱い人間だ」など、自分がすべての責任を感じることで問題を単純化させて、とりあえず納得させてしまうのですが、これでは何も解決されません。
むしろ彼も心配が増えるばかりでしょう。
そういうことを考えてしまう方はプライドがあり、責任感が強く、誰にでも優しいタイプの人間が多いです。
もっと自分の弱い部分を見つめてみましょう。そして、その弱さを克服するために誰かに頼ってもいいのです。もし頼る相手として彼がいてくれるなら、こんなに素晴らしいことはありません。
彼に辛く当たることが一番の悩みになっているなら、親しい友人に相談してみましょう。一人で考え込んで、勝手に「自分が悪い」という結論を出すのだけはやめてください。時には自分に対して優しくなってあげることも必要なのです。
オススメのストレス発散法
イライラした時はストレス発散が一番なのですが、うまく発散する方法がわからないという方もたくさんいます。
そこでオススメの発散法をご紹介しましょう。
- 家の周りを散歩する
- 好物の料理を作る
- お気に入りの本を読む
- 音楽を楽しむ
- 友達とおしゃべり
- 何も考えず寝る
- ショッピングを楽しむ(散財する)
ポイントは“簡単にできること”です。無理をすると逆にストレスになりますから、簡単にできて、すぐに達成できることが理想的です。人は達成感を感じるとストレスがパッとなくなりますから、小さな目標を作り、それをクリアするというのもいいですね。
得意なこと、好きなことは人それぞれですから、上記以外にも、自分に適したストレス解消法を探してみるといいでしょう。
果物を食べる
甘い物を食べてイライラを解消する人は多いです。しかし、甘い物を食べたら太ってしまうと思うと、思い切り甘い物を楽しむことに抵抗がある人もいるのではないですか?
そういう時にオススメなのが果物を食べることです。お菓子よりも栄養がありますし、ビタミンは美容にも効果的です。
“ヤケ食い”という言葉がありますが、人はお腹が膨れるととりあえず感情的に落ち着くのです。ただ、女子がむやみにヤケ食いするわけにもいきません(笑)フルーツは甘くてお腹もふくれてまさに一石二鳥の食べ物なのです。
イライラしている時に彼から連絡があった場合
彼にイライラをぶつけてしまうのは直接会っている時だけとは限りません。
電話で話している時や、LINE、メール、SNSなどでも八つ当たりしてしまう可能性はあります。冷たくあしらったり、攻撃的なコメントをしてしまったりします。
むしろ、顔が見えていないからこそ普通では言えないような酷いことをポロッと言ってしまうかもしれません。
もしイライラしている時に彼から連絡があった時は、すぐに返事をせずに、落ち着いてからからにするようにしましょう。しつこく連絡を取りたがるようなら、「今ちょっと忙しいからごめん」などと対応して、連絡が続かないようにします。
もちろん、八つ当たりしてしまいそうなら、自分から連絡するのも控えた方がいいでしょう。ただ仕事のグチを言うだけの場合でも、ヒートアップしてしまい、彼に怒りの矛先が向いてしまうようなら、やり取りを早めに切り上げるようにした方がいいでしょう。
「今の自分の状態はどうかな?」と自分を客観視してみることが重要です。怒りそうなのがわかったら、わざわざ怒りに行かなくていいのです。
彼の良いところ探しをする
彼を見ているだけでイライラするようになっている場合、かなりまずい状況です。誰だって見ただけでイライラする相手と付き合いたいと思うはずありませんよね。
それが、彼氏をイライラの原因と見なすようになっているということは、彼の悪い部分ばかりに目が行っているのではないでしょうか。
確かに、親しくなれば、それまで見えていなかった部分がわかってしまうもの。なかには知りたくなかった彼の短所も見つかるかもしれません。
しかし、同時にあなただけが見つけられる彼の良いところもあるはず。あなたが彼に魅力を感じたのはどんなところでしょうか。そこをもっと深掘りしてみるのもいいでしょう。まだ見ぬ彼の魅力を探してみるのもいいと思います。
誰にだって悪い部分、短所はたくさんあります。しかし、だからといって良い部分をひとつも見ないのはもったいないですよ。彼の魅力を再発見できれば、彼にイライラをぶつけることもなくなるかもしれません。
自分の状態を正直に彼氏に伝える
「今の私は怒りっぽいな」と自覚できているなら、彼に正直に話しておくと、トラブルの深刻化を防ぐことができます。
何もわからない状態でイライラを彼にぶつけたら、彼は「自分が何かしてしまったのか」と不安になるでしょう。もしくは「なんだ突然」と反感を持つかもしれません。
前述したPMSや、仕事でストレスがピークになっている時など、自分がイライラする原因がはっきりしていて、「今日の自分は怒りっぽいぞ」とわかっているなら、「私今は機嫌が結構悪いかも」と伝えましょう。原因も可能な限り言ってあげると、彼も自分が原因でないとわかり安心できます。
仮にその後に彼に八つ当たりをしてしまっても、心の準備ができているので、彼もあなたを包み込んでくれることでしょう。
思い切りグチをこぼす
グチを誰かに聞いてもらえると気分が落ち着きます。嫌なこと、負の感情を口から吐き出しているようなものです。
彼に対して八つ当たりしてしまうことに悩んでいるなら、それを彼以外の誰かに聞いてもらうことは有効な手段になるでしょう。
ただ、グチを聞くのは結構しんどいものですから、聞いてくれた人には何かごちそうしたり、逆にグチを聞いてあげたりしてあげましょう。
まとめ
彼に対してイライラと当たってしまうのは、安心して彼にぶつかれる証拠ともいえます。そんな彼を失ってしまわないように、ぜひ自分の感情をうまくコントロールしてください。
ポイントは無理しないこと、まずいと思ったら離れること、負の感情を置き換えることです。
もし彼を傷つけてしまった場合は、ゆっくり落ち着いてから、彼とちゃんと話してください。事情がわかって、あなたが素直に謝れば、あなたを愛している彼のことです、ちゃんと受け入れてくれますよ。