恋人になるということに明確な定義はあるのでしょうか。
大人になると「付き合っているのかわからない」という関係が発生することがあります。もちろん恋人になる際に「告白」というステップを踏んでいけばその心配をすることはないのですが、そのステップが無いままに親密になってしまうこともあり得るのです。
キスはしていないけど毎週遊んでいる、手はつないだけど告白はされていないなど、イマイチ煮え切らない関係性ははっきりさせたいですよね。しかし、ここで相手に聞いてしまうと今の状態が崩れてしまう気がして怖い…という気持ちもよくわかります。
ということで今回は、男女における交際の定義についてご紹介します。モヤモヤした気持ちをはっきりさせて、現在の関係を整理していきましょう。
お互いに愛し合っているかどうか確認する
告白には勇気がいりますから、このまま居心地の良い関係を延長させて付き合っていることにしたい!と考える気持ちはわからなくもありません。しかし、そのままでは相手はあなたのことを良い友達と思ったままですから、知らないうちに恋人ができていても攻めることはできないですよね。
相手を他の人に取られないためにも、告白のステップを踏むことは最重要課題であるといえます。
そもそも告白に勇気がいる理由としては「振られるかもしれない」という不安が大きいと思います。しかし、両想いの場合は相手も「告白して!」というサインを必ず出してくれているはず。そのサインを見逃さないようにして確実にチャンスをものにしましょう。
告白した後も定期的に好意を確認することで、付き合っているという安心感を得ることができますよ。
生活のルーティンの中に相手がいる
毎日生活をしている中で、相手の存在が大きいと感じたら付き合っていると言えるでしょう。例えば、毎朝起きたら連絡をして寝る前には電話をするといった何気ない習慣でも、それをしないと物足りなく感じるようであれば相手の存在が大きい証拠です。そのほかにも、週に1回はデートをしたり2人だけの日々の約束があるのであれば、あなたの生活の中に相手が入り込んでいると言えます。
しかし、その期間が短いと付き合っていると断定するのは難しいかもしれません。長い間一緒にいる時間が多く、お互いに他のパートナーがいないようであれば交際しているといっても良いのではないでしょうか。
周囲の人間に紹介している
相手を恋人として家族や友人に紹介している時点で、今後も関係を続けていきたいという気持ちが表れています。また、あなた以外に浮気をしている相手もいないと考えてよさそうです。将来的には結婚をしたいと考えているかもしれません。
周囲の人間に紹介したいと思ってくれているということは、それだけあなたのことを信頼し愛しているということです。
一方で、異性の友人を家族や友人に改めて紹介することはほとんどないですよね。幼馴染であればまた変わってくるかもしれませんが、家族に紹介するということはまずないでしょう。
よって、周囲の人間に紹介されるという行為は、友人と恋人を大きく分ける判断基準になります。
2人で旅行に行く
ショッピングや映画を見に行くといったデートは異性の友人でもすることがあります。その回数が増えたとしても共通の趣味があるといった理由があれば、恋人でなかったとしてもおかしいことではないですよね。
しかし、宿泊を伴う旅行となると話は変わってきます。余程親しい間柄でないと計画することはありませんし、相手のためにそれだけの時間とお金をかけることができるからこそ実現するものだといえます。これだけお互いを一緒にいて楽しいと思える存在だと認識していれば、安心して「私たちは付き合っているよね?」と聞けるのではないでしょうか。
一方で、2番目の相手だから住み慣れた地域では会えない…というケースも無いとは言えません。ドラマなどで不倫相手と旅行に行くシーンを見たことある人もいると思います。
デートがやたら旅行ばかりという方は、一度相手に他の異性の影が無いか確認したほうが良いかもしれません。
スキンシップによって安心できる
ハグやキス、セックスといった親密なスキンシップは恋愛において大切なものです。友人であってもスキンシップをすることはできますが、そこには刺激や高揚感といったものしか発生しません。それはただ性欲を満たすだけですし、どちらかが相手のことを好きであっても相手の心情をうかがうのに必死で安心感を得ることはできないのです。
つまり、お互いに好きな人同士がスキンシップをする時だけ安心感を得ることができます。もし交際をしていて不安になったときはスキンシップをとることで相手の気持ちを確認してみましょう。それで安心することができれば、お互いに愛し合っていることが理解できるはずです。
イベントを大切にする
イベントに重点を置くかどうかは人の価値観によりますが、お付き合いをしたときに「この日はこれをしようね」といったルールのようなものはあると思います。
クリスマスであればプレゼントを交換したり、誕生日にはお祝いをしたり…もちろん経済事情やスケジュールの関係で満足のいくプレゼントを贈ることはできないかもしれません。しかし、本当にあなたを愛しているのなら、できる限りの努力をしてあなたを喜ばせたいという気持ちが生まれますよね。そして、それはあなたにきちんと届くと思います。気持ちさえあれば、プレゼントのクオリティなど関係ないのです。
とはいっても、あまりにもお粗末だと考えものですよね。スケジュールは空いているはずなのに会いに来てくれなかった、私はこれだけのものをあげたのにあまりにも差がありすぎる…といった杜撰さが見えてしまうと、本当に愛されているのか不安になっても仕方ありません。
物で判断するのは少し嫌かもしれませんが、そういう場所にも相手を思う気持ちが出ることは留意しておいてくださいね。
束縛をされる
恋愛をするということは、フリーの頃よりも確実に行動が制限されるということです。あなたのことを大切に思うからこそ、異性との接触はなるべく遠ざけてほしいと思うのが恋人なのです。むしろ全く束縛してこない場合、相手も自由に遊び歩いている可能性があるので、それが嫌であれば多少の我慢はしなければいけません。
「どこで誰と遊ぶの?」「終電までには帰ってきてね!」といった些細な束縛から、携帯を管理したり出先の写真を要求するといった重い束縛もあります。そういった束縛の程度で喧嘩をしたり話し合いをしたりするのも、恋人同士の特権と言えるのではないでしょうか。
一緒にいて気楽かどうか
相手にドキドキしてしまうのは、付き合っていない状態でイベントが発生したときが多いですよね。お付き合いをしてもしばらくはその状態は続きますが、半年もたてば落ち着いてくると思います。そこからは今まで見えていなかった悪い部分や許せない部分も見えてきますから、喧嘩も増えますし別れ話に発展することもあるかもしれません。
しかし、喧嘩が増えるということはそれだけ相手に自分の素顔を見せられるようになってきたことに他なりません。何度も危機を乗り越えてお互いに許し合ったり悪いところを直していくことで、他の人よりも気楽な関係になることができるのです。
どれだけ好きな相手でも良い部分だけを見せようとして無理をしていれば、いつかボロが出てしまいます。容姿端麗、面白い、頭がいい、お金を持っている…譲れない長所があるのはわかりますが、やはり何よりも大切なのは「気楽にいられるか」だと思います。
今の相手には自分のすべてを見せることができるのか、よく見極めましょう。
まとめ
交際の定義についてご紹介しました。参考になりましたでしょうか。
たまに友達と恋人の境目はどこにあるのだろう?と考えることがありますが、こうして要点を挙げてみると恋人にしかできないことはたくさんあるということがわかりますね。一方で、恋人でもないのに恋人のような行動をしてくる人には警戒をしたほうが良いかもしれません。それか一度「私たちは付き合っているんだよね?」と聞いてみるのが早いですね。そこで濁されるようであれば相手はろくでもない人間ですから、悪い虫に捕まらないよう切り捨てることをオススメします。
また、すでに恋人がいる人も自分たちと比較をしてみて、不安な点を明確にしても良いですね。話し合って解決をすることでより関係が深まるのではないでしょうか。
恋愛に悩める人々が全員幸せになれますように応援しています!